トップ  >  機関誌「Acta Histochemica et Cytochemica」

 

 組織細胞化学はライフサイエンス分野の研究進展に寄与するだけでなく、医療の現場にも応用され社会的な貢献度は極めて大きい。 Acta Histochemica et Cytochemica(AHC)は組織細胞化学に関する研究の国際的な情報発信源として、多くの研究者から閲覧を受けることを目的とする。

 

 組織細胞化学は細胞の形態と機能の有機的な関連を解析するため、生体内の物質や代謝活動を可視化する方法を開発する、ライフサイエンス研究の基盤となる分野である。日本組織細胞化学会はポストゲノムの時代にあって機能分子の局在を可視化する方法やゲノム組織化学法においても多くの重要な成果を挙げ、さらに生きた細胞内の分子・シグナルの動的な解析にも活動を展開し世界をリードしてきた。すなわち AHCを通じて、これら組織化学の研究成果を世界中の研究者にアピールするとともに閲覧してもらうことは、ライフサイエンスの国際的進歩に寄与できるものと信じている。

 

 また、 Acta Histochemica et Cytochemicaの掲載料は、ページチャージを1ページあたり5,000円としている。(2006年1月1日改訂)。AHCは、日本組織細胞化学会の公的な英文機関誌であるが、前身誌は1960年の創刊、本誌名となったのは1968年で、以来年1巻6号(隔月刊)を発行している。また、2006年(第39巻)より冊子体印刷を廃止し、オンラインジャーナルとしてのみ発行されている。本誌では組織細胞化学に関して国内外から投稿される英語論文を迅速に刊行することに努めている。本誌への投稿は、他誌には未発表のものに限るが、学会会員のみに限らず、国内・国外や会員・非会員を問わず受け付けている。論文のカテゴリーは、Regular article以外にNotes、Reviews、Technical advancements、Letters to the editorに分けられている。